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参考資料−2

船体構造部材算式について

1. 板部材の寸法算式1こついて(3.2関連)

?@基本算式について
当該板部材を単位長さ当たりWの一様分布荷重を受ける両端固定の帯板と仮定すれば、帯板端部での曲げモーメントMは、固定端の心距をSとすると、次の算式で表される。

386-1.gif

ここで、腐食予備厚Cは、鋼材にあっては、1.0mm、及びアルミニウム合金材にあっては、0mmとした。
なお、一様分布荷重を受けることにより、板部材は膨張し、板部材には膜力が発生す。膜力が生じる場合、変形と共に膜力も増大し、かなりの圧力に耐えうるが、本基準では安全側をとって膜力の影響は無視した。
?A許容応力について
縦強度部材に対する許容応力については、縦曲げ応力(0.6σr、)と局部荷重によって発生する板部材の曲げ応力の位相差を90度と仮定し、さらに安全率を1.1として0.73σrと規定した。

386-2.gif

また、横強度部材に対する許容応力については、縦曲げによる軸力の影響を無視し、安全率1.1のみを考慮して0.91σrと規定した。

 

 

 

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